広島県内の高校で初導入!環太平洋大学広島高校のグラウンドが、世界のスタジアム級システムで生まれ変わる!!

環太平洋大学広島高校のグラウンドが、人工芝に生まれ変わります。

体育の授業や部活動、学校行事など、生徒たちが日々汗を流すこのグラウンド。現在のグラウンドに代わり、雨の日でも安定して使える人工芝へとリニューアルされます。

ただし——今回導入されるのは、どこにでもある普通の人工芝ではありません。オランダ発の環境技術をルーツに持つ雨水循環型スポーツピッチシステム「ブルーグリーンシステム」を導入することを決定しました。広島県内の高等学校では初導入となるこの取り組みでは、世界のトップクラブのスタジアムや2026年ワールドカップ会場でも採用されている同系統の技術により、暑さを和らげ、生徒たちが暑さの中でも、より活動しやすい環境づくりを目指します。

目次

何が「普通の人工芝」と違うのか

一般的な人工芝は、真夏の炎天下で60〜70℃近くまで表面温度が上昇することがあり、熱中症のリスクから活動そのものを中止・短縮せざるを得ないケースも少なくありません。

環太平洋大学広島高校が導入を決定した「ブルーグリーンシステム」は、この課題に真正面から向き合う高機能システムです。

貯める

雨が降ると、水は人工芝の透水部分を通ってグラウンドの地下へ。
地下に敷き詰められた保水ユニットが、大きな貯水タンクの役割を果たします。

蒸発する

貯めた水は、特殊な構造によって毛細管現象でじわじわと地表へ吸い上げられます。
水が蒸発するときに周囲の熱を奪う「気化熱」の働きで、人工芝の表面温度の上昇をぐっと抑えます。

冷える

散水や電力にほとんど頼らず、グラウンドの構造そのものが恒常的にこの働きを続けます。

数字で見る、その効果

この技術の効果は、感覚ではなく科学的なデータでも裏付けられています。

オランダ・アムステルダムでの実測プロジェクト「TKI CitySports」(国際学術誌『Frontiers in Sustainable Cities』にも掲載)では、真夏日に従来の人工芝62.5℃ → ブルーグリーンシステム(冷却した人工芝)37.0℃まで低下。これは天然芝の35.3℃とほぼ同水準で、「人工芝の丈夫さ」と「天然芝のような涼しさ」を両立しています。

暑さ対策だけでなく、大雨のときには雨水を一時的に地下に貯留するため、校内の水害リスク軽減にも貢献します。水たまりができにくく、雨上がりもすぐにグラウンドを使えるのも嬉しいポイントです。

世界のトップクラブも選ぶ、信頼の技術

この技術のルーツとなる仕組みは、決して目新しいだけの技術ではありません。ヨーロッパを中心に都市公園やサッカー場、スタジアムなど幅広い現場で採用されており、レアル・マドリード(サンティアゴ・ベルナベウ)やリバプールFC(アンフィールド)、マンチェスター・シティ(エティハド・スタジアム)といった世界トップクラブの施設にも同系統の技術が導入されています。

世界のトップクラブのスタジアムや2026年ワールドカップ会場でも採用されているこの同系統の技術は、「暑さを和らげ、生徒たちが暑さの中でも、より活動しやすい環境づくり」を目指します。

学びの教材にもなるグラウンド

このシステムのもう一つの魅力は、「理科や探究学習の生きた教材」にもなることです。
雨水の循環、気化熱による冷却、防災、マイクロプラスチック対策などは、SDGs(目標6・11・13)とのつながりがあり、生徒たちが実際にこのグラウンドを使用しながら、学びを深めることも可能です。

SDGs目標主な関連
目標6 安全な水とトイレを世界中に雨水の貯留・再利用による水資源の有効活用
目標11 住み続けられるまちづくりを都市型水害・ヒートアイランド対策(グリーンインフラ)
目標13 気候変動に具体的な対策を猛暑への適応、豪雨への備え

「自分たちの足元で、こんなに面白いことが起きている」という発見は、教科書だけでは得られない学びにつながるはずです。

最高の環境で、思いきり青春を

暑さを我慢しながら短縮された部活動ではなく、水はけのよいグラウンドで雨の翌日も気持ちよくボールを追いかけられる放課後を。——環太平洋大学広島高校が目指すのは、生徒たちが「今日も外で全力を出せる」と当たり前に思える毎日です。

世界のトップクラブと同じ仕組みが、自分たちの足元にある。そう思うだけで、いつものグラウンドがちょっと特別な場所に見えてくるはずです。

暑い日も、雨上がりの日も、「今日は外で思いきり動けるかな」なんて心配しなくていい。
そんな当たり前を支えるのが、この未来のグラウンドです。


本記事は掲載時点の情報にもとづくものです。正式な工事内容・導入システム名・完成時期については、HPの正式発表をご確認ください。

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